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Kawaiiファッション浸透中

~次なるテーマは「アイウェア」

 

「アイウェア」といえば、すなわちメガネ。中国でも、すでにメガネをファッションの一部として捉え、メガネでおしゃれしようとする動きも広がっています。もちろん、その流れの中で日系のメガネブランドも中国進出を始めています。

メガネファッションの中から現れたのが、新たなトレンド「伊達メガネ」です。
中国でレンズ無しの伊達メガネが紹介されたのは2008年ごろです。日本での登場が2007年なので、その翌年には中国へと進出していたことになります。
その後、広州などでファッション雑誌に取り上げられ、また香港アイドルなども日本のトレンドということで伊達メガネをかけた姿などが中国でも紹介され、少しずつ中国の若者層へと知られていきました。
ただ、本格的に本土において浸透し始めたのが2010年末から2011年にかけてと若干遅めです。しかし、現在、2012年8月では、休日に街を歩けばかなりの高い確率で「上海伊達メガネガール」に出会えるほどです。

中国の消費者がどこで購入しているのかが気になるところなのですが、中国では、いわゆる専門の伊達メガネを販売しているお店というのは、ほとんど存在していないです。
ではどこで買うかといえば、一つにはネットショッピング。有名なネットではメガネフレームが数多く売られていて、多くの消費者の購入ポイントになっています。価格は、安いものでは10元以下、高いもので20~30元程度と非常にリーズナブルです。そのため、「伊達メガネ」ファッションの愛好家は、大学生までと幅広い層へと拡大しているのです。

 

「China Brand News 2012 AUTUMN」(2012年9月発刊)より抜粋