『2012中国環境状況公報』発表

中国環境問題、依然として厳しい状況が続く

 

 6月4日、中国環境保護部から『2012中国環境状況公報』が発表され、人民日報や新華社、CCTVなど多くのメディアがその内容を伝えた。

 同報告書や報道やよると、まず全国の科学的酸素要求量排出量やアンモニア排出量、窒素伊排出量、二酸化炭素排出量などは2011年に比べて若干減少傾向にあるものの、いまだ大きな改善などがなされていない状況にあるという見方を示している。

 

 また水質においては、中国10大河川の主移出調査においては、黄河、松花江、淮河および遼河が軽度汚染、海河が中度汚染とされているものの、そのほかは水質が改善されている模様。ただし、湖水(ダム湖)の水質に関しては栄養素過度の状態のものが25%などの問題が指摘されている。

 

 さらに、都市別の空気に関しては、酸性雨などの発生アリアも「安定している」とはいうものの、新たな都市の環境基準『環境空気質量標準(GB3095-2012)』の施行後、その基準を満たした都市はわずか4割程度にとどまり、依然として都市の環境問題の厳しさを示していた。

 

参考資料:

中国環境保護部ホームページ

http://www.mep.gov.cn/

 

中国環境保護部『中国環境状況公報』公開ページ

http://jcs.mep.gov.cn/hjzl/zkgb/